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【イベント】『Interop 22 Tokyo』の「5Gネットワークとクラウドネイティブの行方」セッションに弊社代表のクロサカタツヤが登壇しました(2022/6/15)

『Interop 22 Tokyo』の「5Gネットワークとクラウドネイティブの行方」セッションに弊社代表のクロサカタツヤが登壇しました(2022/6/15)

クロサカからは5G加入者数の増加や周波数特性を理由とする基地局の大量設置のためのインフラシェアリングなどが始まっているものの、日本の4Gサービスがよくできているために、多くの人はこれで十分だと考えているが、今後始まっていくスマホの外側にある物理空間をDXしていくためには、センシングしていく事が必要で、パラダイムを実現していかないとならないと現状を説明。

そのパラダイム実現のために、これまでは専用設備でネットワークを構築していたが、クラウド上でAWSやAzureで構築できないかと、世界中の通信事業が考えているが、これは今に始まった事ではなく、2010年代前半からSDNやネットワークのソフトウェア化が始まり、前途の礎となり、バーチャライゼーションの研究開発が進み、オーケストレーションが実現し、21年6月には、AT&T社が、5GコアネットワークをMicrosoft社の「Azure for Operators」クラウド上で稼働することを発表している。

ただし、日本が遅れている事はなく、楽天モバイルは汎用品を使用し、自前でネットワークのソフトウェア化に成功、サービスを開始しただけでなく、世界の通信事業者や企業向けに通信用クラウドプラットフォームを提供する事を目的とした楽天シンフォニーを設立。既にドイツの通信事業者のモバイルネットワーク構築を受注している。厳しいトラフィック環境下で既に実績を作った事により、クラウドネイティブ界で注目を集める存在となっている。

サービス視点のユースケースとしては、複雑で大量なトラフィックを整然とさばくために、インフラはクラウドネイティブとなり、小売店は売上をのばすためにセンサーのお化けと化したAmazonGOのような店舗になっていくのではないだろうか。コロナ禍の武漢の病院では大量のセンサーで患者を監視することで、医者の数が少なくとも患者の対応が可能であったように、今後は、5G対応端末の中でのスマホの比率はさがり、他の端末が増加し、スマートハウスやシティが出来上がっていくだろう。 全体をより最適に安定させることが必要となるが、まさにここにクラウドが求められている、とお話しました。

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