インフォメーション

お知らせ

【検討会・協議会等】弊社代表クロサカタツヤが委員として参加した公正取引委員会の「データ市場に係る競争政策に関する検討会」報告書が公表されました(2021/6/25)

弊社代表のクロサカが委員として参加した公正取引委員会の「データ市場に係る競争政策に関する検討会」報告書が公表されました。

報告書は、最近の国内外の政府や民間企業・ 団体によるデータ流通・利活用の促進に係る取組状況及び課題を整理するとともに、主にデータの利活用やそのためのプラットフォームに係る仕組みの構築等を検討するに当たって、競争政策の観点からどのようなことが望まれるかという点について検討を行った結果を取りまとめたものです。

この報告書が作成された背景としては、近年、データが「21世紀の石油」などと呼ばれ、デジタル時代における競争力の源泉であるとの認識が広がりつつある中、サイバー空間で解析したデータを活用して、フィジカル(現実)空間のビジネスの高度化を図る「サイバーとフィジカ ルの融合」を競う場に移行するとの見方がされています。

また、世界においては、急速に変化するデジタル時代における競争を念頭に置いて、安全かつ高品質・大量のデータに容易にアクセスできるような場(データスペー ス)を創出するための取組が進められており、日本政府においても、データ活用基盤の構築に向け、令和3年6月に包括的データ戦略が策定されました。

こうした中、競争政策の観点からも、データを活用した事業における競争をより活発にし、イノベーションを推進する方策の検討を進めていくことが、デジタル時代における日本経済の発展を目指す上で大きな意義を有するものと考え、公正取引委員会は、データ市場に関する競争政策上の諸論点や課題について研究を行うことを目的として、2020年11月に競争政策研究センター (Competition Policy Research Center〔CPRC〕)に「データ市場に係る競争政策に関する検討会」を設置し、検討・議論を重ね、「データ市場に係る競争政策に関する検討会」報告書が取り纏められました。

クロサカは、OECD WPGDP(経済協力開発機構 デジタル経済データガバナンス・プライバシー作業部会)日本政府代表団員、また、内閣官房デジタル市場競争本部設置された「Trusted Web推進協議会」の委員及び技術的な検討を行う「タスクフォース」の座長としての経験をふまえ、データ市場に関する競争政策上の諸論点や課題についての研究に貢献しました。

報告書及び概要はこちらです。
公正取引委員会「データ市場に係る競争政策に関する検討会」はこちらです。