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講演

【イベント】東京都主催『Tokyo 5G Boosters Project DEMODAY 2022』に弊社代表のクロサカタツヤが登壇しました(2022/3/7)

東京都が主催した5G技術活用型開発等促進事業 『Tokyo 5G Boosters Project DEMODAY 2022』(3月7日開催)のパネルディスカッションに弊社代表のクロサカが登壇しました。

「産×学×官パネルディスカッション 「5G・DXがもたらす『未来の東京』とは」 と題したパネルディスカッションにおいてクロサカからは以下をお話させて頂きました。

・ 今年は5G SAの本格提供が始まり、5Gにとって節目の年だ。実証実験も活発に行われ始め、サービスアイデアを持つ人達が本領発揮できるのが今年だ。4Gの延長だったものが変わってきているので、見ているだけでなく、ご自身で動いて頂きたい。これが今後を作る事になるだろう。

・ 5Gが進まない理由は、高い周波数を使用する為に基地局の手間がかかる事などがあるが、エリアカバレッジの一つの解決策として、ローカル5Gがある。エリアは限定されるが、建物の中で縦に広げて使用するなどして、どう人間の活動にあわせればよいかというソリューションを考える事が可能だろう。障壁を逆手にとり、このタイミングでできる事は何かを考える事が重要になるのではないか。

・ 5Gは、スマホ画面を見続けていた4Gとは異なり、スマホの外側にソリューションが広がり、空間センシングで人や物の存在やふるまいの把握し、どうナッジしていくかに繋げていく事ができ、この技術は、5G以降6Gでも進んでいくだろう。 空間をDXする時代には、私達の身体や空間にデータやデジタルサービスが寄り添ってくれ、これをどうビジネス機会として考えていくのかが必要となる。また、アプリを綺麗に作るだけでなく、気が利いたサービス、気持ち良いサービスを作る事が重要となため、単なるデジタル人材や、ただ儲ければ良いという人ではなく、気持ちよく我々の生活を変えてくれるようなデジタル”社会”人材が必要となるだろう。

・ 画面の外側にテクノロジーを広げていくためには、多様な人がいろいろな視点を持ち込む環境が必要になるだろう。技術も必要だが、サービス設計、データガバナンス、AIガバナンスなども正しく理解し、多様な価値観、お互いが共感できる事にチャレンジにしていかないとならないほか、その場に染まりすぎない事も必要になるだろう。

・ 2019年以来の復活となったMWCは、エリクソン・ノキア・ファーウェイなどが目立っていた2019年とは主役が変わり、クラウドネイティブがすすみ、Amazon Web Serviceなどが大きく出展し、業界が変わったことが感じられた。 非コンセプトではあるが、大きくグリーンが打ち出され、資源効率や省電力を単にするのではなく、当然グリーン効率を考えねばならないというビジネスベースでアピールされていた。

・ 日本のDXは、効率、利益、コスト削減に注目しがちだが、単に利益を削るだけでなく、売上を増やすため、経済成長のためにテクノロジーを使わないか?と問いたい。Amazon Goは経営効率化のためではなく、売上を伸ばす為にしている。アプローチ、入口から何を目指すか、何が価値かを考え直すのも重要ではないだろうか。

・ 日本ではDXが進まない、どう進めれば良いのかと悩む方が多くいらっしゃるが、会社を出た後の電車の中では、凡そ全ての人がスマホを見て、デジタルテクノロジーを使っている。職場を離れた感覚こそを仕事や社会生活の中に持ち込んでいくべきではないか。ちょっとした発想の転換でいろいろなことができるのではないだろうか。自治体は潜在能力、アセットがあるので、ぜひそれを活用し活躍して頂きたい。

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