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講演

【講演動画】弊社代表クロサカタツヤが登壇した「OECD Global Blockchain Policy Forum 2021」の動画が公開されました

弊社代表のクロサカが登壇した経済協力開発機構(OECD)主催「OECD Global Blockchain Policy Forum 2021」の「Symposium on Digitalisation and Finance in Asia」(協力:日本政府)(9月24日開催)の動画が公開されました。

クロサカは「Artificial Intelligence (AI) in Finance」と題したパネルセッションにおいて、アジアおよび日本におけるAIと金融サービスの取り組みについて以下をお話しました。

アジアは多様であり、高額な口座維持費や認証書類の整備の不足などから金融機関の使用が低い国もあるが、携帯電話やスマートフォンの普及は途上国でも進んでいるほか、モバイルバンキングや、Fintechによるデジタル金融サービスなどは進んできている。

AIを使用しスマートフォンアプリを分析し、金融サービスの初心者にも安全な取引が行えるよう適切なサービスを提案したり、金融取引に必要な本人確認やAML/CFT確認などをAIで分析することで、開発途上国だけでなく、リテラシーが高くないグループに対してもAIは重要な基本技術の一つになると考えられる。

アジアにおいても一部の国では、既存の金融ライセンスに加え、デジタルのみの金融ライセンスの発行や、クロスボーダーリテール決済が進められているほか、AI開発を促進し、適切な使用の効果を研究し始めているが、アジア全体の取組みとしては不十分なため、適切なAIの使用を支援していく必要がある。

日本はAIの適切な使用の研究をOECDと協力し取り組んでおり、その成果はGlobal Partnership on AI(GPAI)の創設等に結実し、コミュニティや産業にも広がっている。

一方、日本自身は高齢化、労働力不足などの問題に最初に直面している国であり、これらは社会保険の観点などからも分かるように、全て財務問題にも関連している。

AIはこれらの問題を解決し、持続可能な社会を構築するための基盤技術となることが期待されることから、日本はAI対応コミュニティになることを目指し、政府、ガバナンス、慣習やルールなどのあらゆる面で社会を再設計することを検討している。

セッション詳細はこちらです。 https://oecd-events.org/blockchain-policy-forum/session/05419ed6-4ada-eb11-94b3-a085fc68b47b

視聴する場合は、セッションページ上部の「REGISTER NOW」から参加申込(無料)後、【Panel: Artificial Intelligence (AI) in Finance】 Sep 24, 2021 | 5:45 PM – 7:00 PM(日本時間)を選択ください。

クロサカの発言は29分15秒からと58分45秒から御確認いただけます。