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【検討会・協議会等】「デジタルビジネス拡大に向けた電波政策懇談会(第9回)」に弊社代表クロサカタツヤが構成員として出席しました(2024/6/26)

「デジタルビジネス拡大に向けた電波政策懇談会(第9回)」(6月26日開催)に弊社代表のクロサカが構成員として出席しました。

会合では、「報告書(案)」の説明や意見交換が行われ、クロサカからは以下コメントを述べました。

・「報告書(案) 一枚概要」の1-1の1 の③「安全・安心」に「経済安全保障」とあるが、英語版を作成することも考慮し、経済安全保障のみか、国家安全保障全体を包含するかについて検討頂けないか。

・「WX(ワイヤレストランスフォーメーション)」は良い言葉だと考える。WXはDXをなぞらえているだろうが、DXは「ゴールではない」連続的な営みで、WXも継続して取り組む「一種の運動」と理解した。その具体化の為には可能な部分はアジャイルで進める事が重要で、そうした取り組みにより真のインフラになるのではないか。

・免許制度の簡素化は大事で賛成だ。一方、簡素化することで様々な規格やそれに伴う電波割当が乱立する可能性があると考えられる。よって、電波利用に関するユーザー目線と産業目線を総合した戦略が必要になると考えられ、RADIOイニシアティブを具体化するための戦略を引き続き検討いただきたい。

また、報告書(案)の全体像への意見として、検討に関わってきた立場として以下を述べました。

・電波は私たちの日常生活に欠かせないものになっている。単なるインフラではなく、日常を支えているほか、地上基幹放送の一部をインターネットを用いて伝送する検討が進むなど、ネットはすでに生活基盤となっている。

・既に5Gは空気のようなものになり、その価値がわかり難くなっているが、むしろ空気であるからこそ、いい空気、美味しい空気が欲しいという声が高まるだろう。そのためにも、 電波利用全般や5G敷設の目標設定においては、性能の高さを表面的に追いかけるのではなく、人間や人間を取り巻く環境にとって本当に必要な「より良質なインフラ、良質な使い方」を考える必要があるだろう。

・一方、技術革新は高速に進んでおり、伝波利用をより振興し、技術開発を支援することが重要だ。政府は環境整備の一環としてリードすることで、新しい技術発明のインベンションと創意工夫による普及のイノベーションを加速する取組みを進め、私自身もその一助になれればと考えている。

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