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【検討会・協議会等】 「5G普及のためのインフラ整備推進ワーキンググループ(第3回)」に弊社代表クロサカタツヤが構成員として出席しました(2024/4/26)

「デジタルビジネス拡大に向けた電波政策懇談会 5G普及のためのインフラ整備推進ワーキンググループ(第3回)」(4月26日開催)に弊社代表のクロサカが構成員として出席しました。

会合では、論点整理と質疑応答が行われ、クロサカは、論点整理(案)は、一般の方が読んでも分かりやすい構成を意識したアプローチで作られていることを高く評価した上で、以下意見を述べました。

・ 論点1-2(今後の「5G基盤展開率」について指標を変更すること)に賛成する。

・ 論点2-1(サブ6周波数帯における新しいインフラ整備目標の設定)の高トラフィックエリアを区分する考え方は合理的だと考えており賛成する。また、人口カバー率の考え方やこれを3次メッシュで見ることも現状及び物理特性にかなったものだと考える。特に人口の将来推計を今後考えていく上で重要である。

・ 論点2-2(高トラヒックエリアとそれ以外の地域における5G整備)は、高トラヒックエリアとは分け、低トラヒックエリアに5WWCのような新技術を将来的に導入していくような検討を進める端緒になると考える。また今後は、NTNや5WWC等の新技術の導入によりカバレッジを優先するような新しい指標の考え方を詳細的に導入する余地があるのではないか。

・ 論点2‐3(ミリ波周波数帯における新しいインフラ整備目標の設定)のユースケース開拓を先行することに賛成する。世界的にも同じ壁にぶつかっており、こうした取組に意義がある。28GHz帯は周波数特性に着目すると課題が多いが、キャリアアグリゲーションでの利用や、帯域の広さによりスライシングしてもスループットが高いなどのメリットも含めてユースケースをピックアップ頂きたい。

・  論点2-4(SA普及のための新しいインフラ整備目標の設定)は、NSAとSAは過渡期的な問題で数値目標にはなじまないと考えられ、「検討の方向性(案)」で良いと考える。

・ 論点3-1(インフラ整備目標の見直し)を「3年ごとの見直しとするべき」として意見を採用いただいたことに感謝する。新しいソリューションやサービスを事業者が拡大する状況やユーザーの利用状況を見ながら目標を更新していくことが必要だろう。

・ 論点3‐3(インフラシェアリングの推進)は、非競争領域のシェアリングの政府の支援を進めて頂きたい。一方、非競争領域と競争領域の境界が過渡期は分かりにくく、個別判断になることもあるだろうが、シェアリングを新ビジネスとして考える民間事業者の意欲を削がず、高めるような取り組みが進むようモニタリングして頂くほか、良いユースケースが出てきた場合には紹介することなどを一考頂けるとありがたい。

・ 今回、目標設定をクリアにして頂き、やるべきことが明確になったと感じる。一方、行政が立てる目標は達成しなければならないという強いプレッシャーを事業者が感じるところもある。よって、難しいものには、ベストプラクティスとして掲げたり、R&Dを進めるなど、インセンティブも一考いただき、事業者の方々がディプロイメントし易い環境作りもして頂けるとありがたい。

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