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【お知らせ】「生成AIガバナンス検討会」に代表のクロサカタツヤが参加

株式会社 企の代表であるクロサカタツヤが「生成AIガバナンス検討会」に参加しました。

「生成AIガバナンス検討会」は、生成AIの適切な利活用を促進するための基本原則の策定を目指す有志(文末参照)の検討会です。

生成AIはAIの利活用の場面を大きく拡張するものとして注目を集める一方、虚偽情報の作成、学習データに含まれる不公平性や偏見の増幅、知的財産権の侵害など、生成AIの活用に伴うリスクも懸念されています。

このような状況を踏まえ、世界中で生成AIに関する規制やルール作りの必要性が指摘され、2023年5月のG7サミットでは、生成AIのガバナンスや責任ある利用に関する国際協力の枠組みである「広島AIプロセス」の創設が公表され、すでに検討を開始しています。

一方、強すぎる規制によるイノベーションの阻害や、利用の過度な制限、生産性の向上への悪影響の可能性なども懸念され、顕在化したリスクを注視しつつ、社会的便益も考慮した規制やルール作りが求められています。

「生成AIガバナンス検討会」は、生成AIのリスクを適切にマネジメントし、社会にもたらす価値を最大化するために、一律で硬直的な規制ではなく、まずは適切な利活用のためのガイドラインやガイダンスを作り、そこで対処できないリスクについてのみ規制・政策での対応を進めることが適切と考え、生成AIガバナンス体系の構築に向けて、生成AIの利活用に向けた基本原則を策定する検討を進める予定です。

2023年夏頃に草案を作成し、その後、多くのステークホルダーからの意見を募る予定としています。

クロサカはOECD WPGDP(デジタル経済データガバナンス・プライバシー作業部会)日本政府代表団員としての経験や、OECDテクノロジー・フォーサイトフォーラムにおけるAIの検討、また、内閣官房デジタル市場競争本部に設置された「Trusted Web推進協議会」の委員及び技術的な検討を行う「タスクフォース」の座長として検討をリードしてきた経験をいかし、生成AIの適切な利活用を促進するための基本原則の策定の一助となるよう、構成員として働く所存です。

「生成AIガバナンス検討会」の取組みは以下発表を参照ください。

京都大学大学院法学研究科附属法政策共同研究センターからの発表
https://cislp.law.kyoto-u.ac.jp/weblog/article/ai_principle

■生成AIガバナンス検討会 構成員(五十音順)、★は事務局兼務

稲谷龍彦(京都大学大学院法学研究科教授) ★
落合孝文(渥美坂井法律事務所・外国法共同事業プロトタイプ政策研究所/スマートガバナンス株式会社)★
栗原聡(慶應義塾大学理工学部管理工学科教授)
クロサカタツヤ(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授/株式会社企) ★
羽深宏樹(京都大学大学院法学研究科特任教授/スマートガバナンス株式会社) ★
松本敬史(東京大学未来ビジョン研究センター客員研究員/デロイトトーマツコンサルティング)
吉永京子(ジョージタウン大学ローセンター・テクノロジー法政策研究所シニアフェロー)

問合せ先:
「生成AIガバナンス検討会」事務局
generative-ai-governance@googlegroups.com