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【メディア】「FM NACK5」の「アロハ太朗Good Luck! Morning!」のコーナー「エコノモーニング」に弊社代表のクロサカタツヤが出演しました

9月21日の「FM NACK5」の「アロハ太朗Good Luck! Morning!」のコーナー「エコノモーニング」に弊社代表のクロサカが出演しました。

新幹線のワゴン販売終了を取り上げ、JR東海は東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」の普通車での社内ワゴン販売を今年10月に終了することを発表した。今後はグリーン車のみ、モバイルオーダーで対応するが、実は「こだま」は2012年に車内販売サービスを終了している。なお、JR西日本の山陽新幹線(新大阪-博多区間)は従来通りのワゴン販売を継続するという。

2012年の「こだま」のサービス終了以降、JR各社は新幹線や特急での車内販売サービスの縮小・終了を発表。東北新幹線も2019年にサービス提供を縮小し、現在は原則として青森や函館まで行く「はやぶさ」のみでワゴン販売を継続している。

車内販売の縮小はJR民営化の歴史と重なる。国鉄民営化は1987年。完全民営化(上場)はJR東日本が2002年、JR東海は2006年だったが、民営化による企業努力として、鉄道の高速化、駅の商業化、人件費の抑制から、車内販売が縮小していったのだろう。

東北新幹線の上野-仙台間は1982年開業時は2時間40分だったが、1991年には1時間44分、はやぶさ開業の2014年には1時間30分と、乗車時間が減少している。また、駅の商業化で、駅ビル開発だけでなく、改札内(駅ナカ)の商業開発も進み、特に新幹線駅や乗降車の多い駅の駅ナカ商業施設は増加の一途を辿っている。今回「のぞみ」では乗務員を3人から2人に減らすためにワゴン販売を終了するという。

飛行機との競争のある新幹線の場合、座席数を増やす方が儲かるという背景もあるだろう。物価高やエネルギー価格の高騰、コロナによるダメージや、観光需要の急激な回復の中での人材不足もあり、ワゴン販売終了も仕方のないことかもしれない。

一方で速いだけ、便利だけで良いのかとも思う。常磐線の特急ひたちは上野-仙台を4時間半と新幹線の3倍時間がかかるが、それでも快適に過ごせるし、東日本大震災に思いを馳せながら考えることも良いのではないだろうか。そういう選択肢のある社会になってほしいと、とお話ししました。

次週以降も毎週木曜日午前7時15分頃から出演予定です。

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