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【メディア】「FM NACK5」の「アロハ太朗Good Luck! Morning!」のコーナー「エコノモーニング」に弊社代表のクロサカタツヤが出演しました

9月7日の「FM NACK5」の「アロハ太朗Good Luck! Morning!」のコーナー「エコノモーニング」に弊社代表のクロサカが出演しました。

そごう・西武の売却をテーマに、先週9月1日、そごう・西武の親会社であった、セブン&アイホールディングスからアメリカの投資ファンドであるフォートレス・インベストメント・グループへの株式売却が行われ、同社の株主はフォートレスとなったと状況を説明。

そごうは大阪の古着屋から、西武デパートは西武鉄道から派生した西武流通グループの筆頭として、高度成長期に全国に百貨店を展開してきた。西武池袋本店は先進的な文化やテクノロジーの発信地で「セゾン文化」というムーブメントの中心だったが、専門店や「カテゴリキラー」、ショッピングモール、2000年代にはネット通販が増え、物を買うスタイルが80年代90年代とは変わってきた。

2005年にはセブン&アイホールディングスが株式を取得し、以降は店舗数を減らしながら今の体制を維持。旗艦店の西武池袋の2022年度の店舗売上は1,768億円で、伊勢丹新宿本店、阪急本店に次ぐ全国3番手の売上だった。

しかし、セブン&アイは売却を決定。譲渡額の8,500万円に驚かれた方も多いだろうが、企業価値は2,200億円と算定されている一方、セブン&アイは1659億円の債権を有していた。このうち916億円分は放棄すると報じられており、フォートレスは残額の743億円の債権を引き受けた上で8,500万円を支払う。

セブン&アイには916億円を損してでも手放したいという意志が感じられるが、これは8月24日にお話しした「資本コスト経営」そのもので、今後カネを生み出さないと判断した資産は他の方に活用してもらおうということだろう。

フォートレスは西武・そごうへの600億円の投資を発表しているが、ヨドバシカメラが西武池袋店の土地などを購入することが決定しており、400億円は池袋本店の改装費用にし、残る9店舗に約200億円を投じる模様。1店舗当たりの費用は少なく、ストライキなどもあり、先行きが不透明だ。

現在の西武6店舗、そごう4店舗の計10店舗がただちに変化することはないと思うが、存在感や位置づけは今後変化していくかもしれないという事を、生活者としてもビジネスの視点でも気をつけておいて頂きたい、とお話ししました。

次週以降も毎週木曜日午前7時15分頃から出演予定です。

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