12月22日の「FM NACK5」の「アロハ太朗Good Luck! Morning!」のコーナー「エコノモーニング」に弊社代表のクロサカが出演しました。

来年の予測として、「アテンション・エコノミー」を取り上げ、アテンション・エコノミーとは、ユーザーの関心を集め、ネット広告を閲覧させ収入を得る方法の事で、炎上マーケティングほどではないが、目立つ事を第一にネット上で活動する事だと説明。

インターネット普及前は、記事を読みたい時は記事が載っている新聞や雑誌を見たが、ネット時代はポータルサイトやツールの記事、SNSで流れてきた記事を見る。つまり記事単位で見るようになったが、記事がクリックされないと収益に繋がらないため、一つ一つの記事でいかに関心（アテンション）を集めるかが勝負になった結果、タイトル詐欺のような事が起きたり、イーロン・マスク氏が辞任する、と言ったものの、後継者が見つかったら辞任、というような話になっている。

既に60年前には、ノーベル経済学賞受賞者のハーバート・サイモンが、いずれ情報が取引される情報経済の時代が来て、人々のアテンションが通貨のように取引されると見抜いていたほか、1997年にはアメリカの社会学者マイケル・ゴールドハーバーが、インターネットが普及し始めた頃にアテンション・エコノミーが来る、と見通していた。

が、対策ができないまま事態は悪化し、インチキサイトや海賊版サイトで稼ぐアテンション・エコノミーを悪用した経済犯罪も起こっていたが、言論の自由から対処しづらかったものの、去年あたりからおかしいと共通認識されるようになり、業界団体の自主規制や、それら動きへの政府の支援が始まり、西側各国でも議論されるようになってきた。

来年のG7の議長国は日本だが、ここでもフェイクニュースやアテンション・エコノミーが取り上げられるのではないかというムードになっており、注目頂きたい、とお話ししました。

次週以降も毎週木曜日午前7時15分頃から出演予定です。

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