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【メディア】「FM NACK5」の「アロハ太朗Good Luck! Morning!」のコーナー「エコノモーニング」に弊社代表のクロサカタツヤが出演しました 

10月13日の「FM NACK5」の「アロハ太朗Good Luck! Morning!」のコーナー「エコノモーニング」に弊社代表のクロサカが出演しました。

米グーグルの日本への1000憶円投資を取り上げ、10月7日、ピチャイCEOが岸田総理と面会し、2024年までに日本で約1000億円をデータセンターや海底ケーブル、デジタル人材等に投資することを伝えたと説明。

データセンターはセキュリティーの関係から情報があまり公開されていないが、スマホやPCなどのネットサービスの提供に欠かせない施設で、何千、何十万台ものPCの親玉のようなサーバーが集積され、超高速ネットワークに接続され動いている巨大倉庫のようなものだ。

グーグルが千葉県印西市に来年稼働させるデータセンターは大規模なものになるが、印西は既に4、5年前から稼働している日本有数の大規模データセンターの集積地で、グーグルは後発ともいえる。

来年稼働との事だが、巨大な建物はすぐにはできないため、今始まった投資というよりは既に開始され、いよいよ稼働という事なのではないだろうか。また、中小規模のデータセンターでも数百億円程度かかることを考えると、グーグルの1千億円は大きな額だが、それほどでもないともいえる。

なお、アマゾンウェブサービスジャパンは10月11日、AWSが東京と大阪に今年3500憶円を投資、過去10年に1兆3510億円をデータセンターに投資しているとブログで発表した。

グーグルやアマゾンの日本への大規模投資の理由は、既に投資が何年も前から始まっているため、円安の為替ではない。日本は世界有数のサービス消費国で、グーグルのYouTube の日本国内の広告売上は正確には発表されていないが、2千億円以上あると見られているほか、Premium、検索やビジネスサービスもある。アマゾンもECやPrimeがあり、すぐに回収できる投資であろう。

なお、投資の中には、海底ケーブルも含まれており、アメリカにある、より巨大なデータセンターのサービスを日本のデータサービスに繋ぎ、高品質に提供することや、北米からの海底ケーブルが日本を経由して東南アジアにのび、日本が北米大陸からアジアへの中継点である事から、日本への投資は東南アジアを中心としたグローバル戦略においても望ましく、妥当なビジネス判断と言えよう。

このような状況の中、グーグルやアマゾンなどのビッグ・テック企業の日本への投資は今後も続くと予想される。有難いと思いつつ、日本の技術をどう育てるかという課題もあるが、日本は彼らの技術にキャッチアップする必要があるため、目の前に機会があるのであれば、学んでいく必要があるのだろう、とお話ししました。

次週以降も毎週木曜日午前7時15分頃から出演予定です。

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