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【メディア】「FM NACK5」の「アロハ太朗Good Luck! Morning!」のコーナー「エコノモーニング」に弊社代表のクロサカタツヤが出演しました

7月14日の「FM NACK5」の「アロハ太朗Good Luck! Morning!」のコーナー「エコノモーニング」に弊社代表のクロサカが出演しました。

テスラ社のCEOであるイーロン・マスク氏が7月8日にTwitter買収撤回を発表した事を取り上げ、4月25日に1株54ドル20セントでの買収で合意していたが、マスク氏は収益につながる1日あたりアクティブユーザー数と、その中に占める偽アカウントの割合の開示を求めてきたものの、Twitterは開示せず5%程度と言っていた。求めていたのは正確なデータであり、マスク氏の分析によると5%未満は不正確で、偽アカウントがもっとある事を確信したために買収合意を撤回したとの事だ。

結局、株価は合意額を上回る事がなく、株主などの関係者は買収提案が良いものではないと見なしていたほか、マスク氏は買収発表3日後にテスラ株を40億ドル分売却したものの買収を撤回したため、多額の現金が手元に残っただけだと状況を説明。

推測となるが、テスラの競争環境は厳しくなっているが、CEOであるマスク氏が自社株を売却するわけにはいかないため、買収の為の資金調達を理由に売却したのではないか。

また、Twitter社の偽アカウントの割合は使っている人であれば凡そわかるだけでなく、Twitterの言論の実現を主張していたが、アメリカの言論の自由は憲法学者にとっても難題で簡単な事ではない。

ただし、マスク氏の人となりを考えると今回の一件は不思議ではない。というのは、もともとテスラ社は2人のエンジニアが作った会社で、その資金調達をしたのがマスク氏だったが、2009年に2人の創業者のうちの一人が、マスク氏が勝手にCEOを名乗り、会社を追われたと裁判を起こした。決着がつく前に和解し、二人の創業者とマスク氏を含めた5名を共同創設者とした、というような過去がある。

マスク氏は、0を1にするのではなく、1を100にする能力がある。日本もスタートアップが増えてきて、政府も後押しすると言っているが、0が1や、1が10になるものは沢山出てくるだろうが、100になるものはあまりないだろう。欲望むき出しのマスク氏のような人がいる事は意味があるし、そんなマスク氏だから見切りも早いのではないか。

なお、買収撤回発表後、Twiiterは買収契約履行の裁判を起こしたが、マスク氏は裁判に負け10億ドルを払っても30億ドルが手元に残る。一方、Twitter社は買収発表後にマスク氏の提案にのるよう公言したこともあり経営混乱が続いているため、ユーザーに影響が出ない事を祈っている、とお話ししました。

次週以降も毎週木曜日午前7時15分頃から出演予定です。

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