5月26日の「FM NACK5」の「アロハ太朗Good Luck! Morning!」のコーナー「エコノモーニング」に弊社代表のクロサカが出演しました。

本日のトピックはランサムウェア。ランサムウェアとは企業や団体のコンピューターやネットワークをウイルスで感染させ、データを暗号化し、業務に影響がでるようにした上で、暗号を解くことを対価としてランサム（身代金）を要求するものだ。 サイバーセキュリティ会社であるパロアルトネットワークス社の4月の発表によると、身代金の平均要求額は2020年の約90万ドルから21年は約220万ドルに上がり、平均支払額も約55万ドルとなったほか、日本でも21年に34企業・団体が被害を被ったとの事だが、表に出せない企業もあったかもしれない。

また、被害者を公表したり、攻撃を二度三度して多重恐喝するほか、犯罪行為をパッケージ化して販売する人達まで出てきているとの事だ。

このような被害がいつ頃から始まったかと言うと、2017年に大きな事件が起きており、デンマークの海運会社であるA・P・モラー・マースク社のウクライナのオデッサ支店のPCがランサムウェアに感染し、ネットワークでつながっているため、すぐにコペンハーゲンの本社システムが感染、7分後には全世界のオフィスが感染したほか、スマホもシステムに繋がっているため感染し電話もできなくなり、3億ドルの被害を被ったが、バックアップができていたため復旧が迅速にできたと説明。

世界中で物理空間とサイバー空間の紛争が繋がり、誰も逃れる事ができない状況となっているが、完璧に防御をする事は難しいため、迅速な復旧が可能となるようバックアップし、いかに早く元にもどれるようにするかが重要だろう。

また、大企業だけでなく、中小企業への影響も大きいため、個人も含め、準備しておくことを検討していただきたいとお話ししました。

次週以降も毎週木曜日午前7時15分頃から出演予定です。

「アロハ太朗Good Luck!Morning!」はこちら。