【検討会・協議会等】「重点技術作業班(第5回)」に弊社代表クロサカタツヤが主査補佐として出席しました(2025/12/22)
「情報通信審議会 電波有効利用委員会 重点技術作業班(第5回)」(12月22日開催)に弊社代表のクロサカが主査補佐として出席しました。
会合では、「中間論点整理(案)」の発表と意見交換が行われ、クロサカは「中間論点整理(案)」がよく取り纏められているとした上で以下コメンを述べました。
・「我が国のワイヤレス分野を取り巻く現状と課題」の「ワイヤレス人材」において「プロ理系人材」、「プロ文系人材」とあるが、理系、文系と分けるのではなく、人材の要件として具体的に標準化能力、事業開発経験などと示すことで欲しい人材が明確になるのではないか。
・「将来的なワイヤレス事業への取組の方向性」に、「日本の仕様はとても高機能でコストが高いということがあり、そのまま外に持っていくというのは難しい状況」とあり、ヒアリング結果ではそうあったが、日本の製品は今、高くない現実がある。また、コストだけではなく、様々な要件で海外の市場は開拓されており、深く分析するのと同時に、技術の道筋だけではなくマーケティングロードマップを示すことも必要ではないか。
・今回の検討は2035年頃をターゲットとしており、長期、短期の検討があるだろうが、短期に実現しないが取り組みを続け将来の環境変化に耐えられるようにすることと、目の前のサプライチェーンを仕上げていくことは、議論を分けて対応する必要があると考えられ、ご一考頂けるとありがたい。
・モバイル通信が既に社会インフラであることを全体に見えるようにして頂きたい。モバイル通信を社会インフラとして高めていくことが事業の基盤になるだけでなく、使いにくい周波数帯を使用するため、社会や行政が需要を作り出すことが求められており、こういったこともより強く打ち出す検討をしていただけないか。
・「ワイヤレス・バイ・デザインを進めるための取組を検討していくべき」とあるが、何のための「ワイヤレス・バイ・デザイン」なのかが、この取り組みを検討していく中でより明確に意識されるべきことと考えられる。
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