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【検討会・協議会等】「消費者保護ルールの在り方に関する検討会(第61回)」に弊社代表クロサカタツヤが構成員として出席しました(2024/12/4)

「消費者保護ルールの在り方に関する検討会(第61回)」(12月4日開催)に弊社代表のクロサカが構成員として出席しました。(註:慶應義塾大学大学院特任准教授として)

会合では苦情相談の傾向や今後の検討事項について説明、意見交換が行われ、クロサカは「今後の検討事項」に賛成した上で、以下を述べました。

・「提供条件説明に関する検討の⽅向性」において、利用者の理解不足と事業者が不要なものも提供している状況は、消費者と事業者の志向や判断、意思決定が複雑に組み合わされて起こっていると思われ、その構造や実態をより正確に理解する必要がある。

・一方、アンケート調査などの取り組みは必要だが、実態を詳細に分析するためのアンケートは膨大なものになるだろうほか、消費者が理解していないことを理解し回答してもらう課題もあり、実態を十分にあぶり出すことが難しいと感じる。

・よって、アンケートを含めた定量調査的なアプローチを踏まえつつ、消費者と事業者の行動観察や分析をした上で、何が課題になって問題が起きているかを、より多くの組み合わせから推論するための方法としてAIを使うほか、そのような取り組みをしている研究者の協力を仰ぐことができないかと考える。

・ダークパターンやナッジは日々変化し続けているため、難しいことではあるが、引き続き継続的に分析、観察を続けていただけるとありがたい。

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