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【検討会・協議会等】「デジタル空間における情報流通の健全性確保の在り方に関する検討会(第25回)」に弊社代表クロサカタツヤが構成員として出席しました(2024/7/16)

「デジタル空間における情報流通の健全性確保の在り方に関する検討会(第25回)」(7月16日開催)に弊社代表のクロサカが構成員として出席しました。(註:慶應義塾大学大学院特任准教授として)

会合では、「とりまとめ(案)」の説明と意見交換が行われ、検討会全体を振り返っての総括的な意見として、クロサカからは、デジタル空間における情報流通の健全性確保は簡単なことではなく、全ての方に共有すべきものであり、事務局に膨大な形でまとめていただことに感謝したいとしたうえで、以下コメントを述べました。

・偽誤情報について今回の議論で明らかになったことは、 対策は1つではなく、様々なことを組み合わせなければならないということだろう。ファクトチェックだけで、オリジネーター・プロファイルだけで問題が解決したり機能するわけではなく、また、AI問題をAIで対処することも含めて、様々なことを組み合わせなければ起きている問題に対処できない。

・これは、メディアや広告だけでなく、自治体や行政、公的サービスを提供している事業者などが、なりすましやフィッシングの対象になっており、「消防署の方から来ました」問題が、デジタル空間でも繰り返されているという事で、人間の問題でもあり、総合的に対応する必要があることが改めて多くの方々に理解されたと思う。 よって、この検討はさらに続けていくべきだと考える。

・広告については、対象を広告に絞り込んだ上で、法律による措置が健全な事業者や商慣行を結果的に守るものになるのではないだろうか。 これは表現の規制や営業の自由の問題に関わるだろうが、 それでもなお健全な事業者の健全な経済活動を守ることの価値が大きいことを踏まえ、 経済政策の一環としてでも取り組みむべきではないかと考えており、今後検討を深めていただければありがたい。

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