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【メディア】「FM NACK5」の「アロハ太朗Good Luck! Morning!」のコーナー「エコノモーニング」に弊社代表のクロサカタツヤが出演しました

3月14日の「FM NACK5」の「アロハ太朗Good Luck! Morning!」のコーナー「エコノモーニング」に弊社代表のクロサカが出演しました。

深刻なIT人材不足の中での政府のAIやクラウドの国産化推進についての視聴者からの質問を取り上げ、ITに限らず人材不足が大きな問題になっている。情報サービス産業協会(JISA)の2023年9月の調査による雇用判断DIは71.7ポイント(ポイントが高いほど不足)。経済産業省の「IT人材需給に関する調査」では、IT関連産業の従業者数が2018年の103万人から2030年に113万人に拡大すると予測されているが微増と状況を説明。

一方、ITやDXの需要は大きく伸び、即戦力を求めた中途採用が増加、受給逼迫の顕在化により年収が大きく上昇している。それでも人材が集まらないため、他業界の経験ない方へのアプローチや、一度採用した方を逃がさないための働き方改革の促進、社内やグループ内転職なども取り入れている。

しかし「IT人材」と言うが、単に技術に詳しいだけでなく、人間が従来構成してきたアナログベースの社会システムをデジタルシステムに移行させ、人間とシステム、人間とテクノロジーの両方を知り、社会や文化に根付いている人材が必要だ。一方、国産クラウドやAIという日本社会に根付いたシステムやインフラがないと、日本社会のことをよく理解できるエンジニアは育成しにくい。「鶏か卵か」なのだ。

そのうえ、デジタル分野に限らない社会全体での労働力人口の減少があり、人口問題そのものなためにすぐには変わらない。目の前の逼迫するニーズに対しては外国人エンジニアの受入れが必要だが、海外のサービスに馴染んでいる人たちに日本のサービスが良い、と思ってもらえるような魅力ある国産クラウドや国産AIを作り、育てていかなければならない。

それ故、国産クラウドやAIを作れば良いと考えるのだろうが、外資系企業が提供するAWSやAzureが社会インフラの地位を得るのに10年以上かかっており、その時間をかけて育てる覚悟が必要だ。この状況は目の前の人材不足とは合わないと思われるだろうが、両方をやっていかないと10年後も同じ問題が発生していることになるのだろう、とお話ししました。

次週以降も毎週木曜日午前7時15分頃から出演予定です。

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