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【メディア】「FM NACK5」の「アロハ太朗Good Luck! Morning!」のコーナー「エコノモーニング」に弊社代表のクロサカタツヤが出演しました

2月22日の「FM NACK5」の「アロハ太朗Good Luck! Morning!」のコーナー「エコノモーニング」に弊社代表のクロサカが出演しました。

マーケティングとは何か?をテーマに、今年1月、公益社団法人日本マーケティング協会が、「マーケティング」という言葉の定義を34年ぶりに更新し、「顧客や社会と共に価値を創造し、その価値を広く浸透させることによって、ステークホルダーとの関係性を醸成し、より豊かで持続可能な社会を実現するための構想でありプロセスである。」とした。一方、34年前(1990年)の定義は「マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。」だった。

また、経営学者のフィリップ・コトラーはマーケティングの定義を「ニーズに応えて利益を上げること」と説明し、ピーター・ドラッガーはマーケティングの目的を「顧客について十分に理解し、顧客に合った製品やサービスが自然に売れるようにすること」と述べた、と状況を説明。

古い定義と2人の大家の説明と、今回の新たな定義を比べて大きく異なることは、主語とその対象の関係が変わったことだろう。以前は製品やサービスを提供する主体となる企業が、対象となる顧客に「価値を提供」する、としていた。一方新しい定義は、製品やサービスを提供する企業自身が「単独で価値を実現する」という表現を避け、顧客や社会と「共に」「価値を創造する」と表現している。

例えば、美容室で髪を切る時、これまでは「髪を切る」という行為を美容師からお客さんへ価値提供していたが、これからは「お客さんの髪を切ったことで社会はどう楽しく、素敵になるか」ということを一緒に考えようという事。

伸びた髪を切るために美容院に行き、切った本人がすっきりして嬉しいというのと同時に、なりたい髪型になった事で楽しい気持ちになり、周囲にも楽しそうだということが伝わっていく。髪を切った後に起こる様々なことや、人が人に影響を与え、コミュニケーションが生まれていく、そういうところまで考えることが新しいマーケティングだ。

一人の人間が単なる消費者というだけでなく、その人の振る舞いが他の人にどんな影響を与えるのか、ということを消費者自身も考えないとならない。また、製品やサービスを作っている企業だけに、責任を押し付けるわけにはいかない。少し複雑だがこのようなことを考えていこうという事が、新しいマーケティングなのだろう。「売れるが正義」、「売れればOK」というような時代は終わったのではないか、とお話ししました。

次週以降も毎週木曜日午前7時15分頃から出演予定です。

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