【メディア】「FM NACK5」の「アロハ太朗Good Luck! Morning!」のコーナー「エコノモーニング」に弊社代表のクロサカタツヤが出演しました
11月9日の「FM NACK5」の「アロハ太朗Good Luck! Morning!」のコーナー「エコノモーニング」に弊社代表のクロサカが出演しました。
アメリカのシェアオフィス大手「WeWork」が6日、連邦破産法第11条の適用を申請して経営破綻し、負債額は約190億ドル(約2兆8500億円)。破綻によりアメリカとカナダのシェアオフィスは 運営・出店の縮小をさらに進めるが、日本のWeWorkの運営は別法人のため影響はないとされ、米・カナダ以外の国も今回の破産手続きには含まれないという。
WeWorkの実質的な親会社はソフトバンクグループで、財務へのインパクトが気になるが、2019年に上場を取りやめ評価損をだし、今年夏頃から懸念の声もあがっていたため、株価はあまり反応していない。
WeWorkの直接的な破たん要因は、コロナ禍を背景としたオフィス需要の減少と、 借入などの資金調達をしつつ回す際の金利上昇があるが、背景には ソフトウェアスタートアップのような急成長を期待したものの、不動産業というギャップがあったのではないか。
都心のアクセスのよいオフィスビルを同社が借り、 スタートアップなどに使い勝手のよい内装や設備の整備を行っていたが、注目された一つは、BIM(Building Information Modeling)という図面のデジタル化。デジタル空間の中で物件を表現できるようにしたことで、短時間で内装変更ができ常に新しい状態を提供できていた。
もう一つはコミュニティワークのサービス。 起業家やスタートアップが集まるため、Aさんのところに行ったら、興味があったBさんもいたので打合せする、というようなことが円滑にできるように、夕方からビールが無料で飲めるサービスがあり、集まって話しているうちに新ビジネスが生まれる、というようなことを作り出していた。
孫さんが出資を決めた2017年頃はバブルで、一部の人はさかんに投資していたが、経済環境が変わり、冷静になってきたのかもしれない。コロナ禍以降、世界中でスタートアップ投資が冷えており、 厳しい状況が続いている。しかしこうした時に新陳代謝が起きるもので、これもスタートアップビジネスの特徴。新しいビジネスが生まれる前夜かもしれない。WeWorkもリーマンショック後の2010年に 起業していることを考えると、投資に消極的な現在こそ、さらに新しい会社が出てくる前夜なのかもしれない、とお話ししました。
次週以降も毎週木曜日午前7時15分頃から出演予定です。
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