12月15日の「FM NACK5」の「アロハ太朗Good Luck! Morning!」のコーナー「エコノモーニング」に弊社代表のクロサカが出演しました。

今年の振り返りとして、個人の情報発信の責任を取り上げ、SNS上での心無い中傷は以前からあったが、スマホが普及し、影響が深刻化し、事故や事件も増えつつあることから、社会制度としても対策が進み始めた、と状況を説明。

7月に侮辱罪といわれている刑法231条の法定刑が「1年以下の懲役・禁錮」と「30万円以下の罰金」に引き上げられ、時効も延長された。

10月には改正「プロバイダ責任制限法」が施行された。ネット上で中傷被害にあい、裁判に訴える時、相手を特定するために「発信者情報開示」をする必要があるが、これまでは開示請求が手間だったが、法改正で一括で手続きできるようになったほか、裁判所で行う手続きが簡素化された。

11月中旬には、民間の取り組みとして、Yahoo!ニュースのコメント投稿時の携帯電話番号の登録がヤフーにより必須化された。

このほか裁判の判決も厳しくなってきている。杉田水脈総務政務官がSNSの誹謗中傷投稿に「いいね」を付けた事が名誉棄損になるという高裁の判決が出た。今回は有名な方であることが判決の根拠となったが、一般の方でも1万人以上のフォロワーがいるような方の「いいね」や「リツイート」には十分に影響力があるため、今回と同様になる可能性がある。

SNSは皆が使うインフラとなり、発信する方が個人であったとしても、「いいね」や「リツイート」が集まると大きなプレッシャーとなるため、個人の情報発信も慎重に進めていく必要がある時代になったのではないか、とお話ししました。

次週以降も毎週木曜日午前7時15分頃から出演予定です。

「アロハ太朗Good Luck!Morning!」はこちら。