8月11日の「FM NACK5」の「アロハ太朗Good Luck! Morning!」のコーナー「エコノモーニング」に弊社代表のクロサカが出演しました。

総務省で「電気通信事故検証会議｣が開催された事をとりあげ、通常は四半期に一回程度、事故情報を共有する会議だが、重大事故があると開催される事から、7月2日に発生したKDDIの大規模通信障害をうけ、8月8日に開催された。

重大な事故は法律で規定されており、そのような事故が起こると委員が検証、分析するが、ネットワーク構成や、運営方法など営業の秘密に関わる情報も扱うため、一般には公開されていない。今回は会議開催前に行政指導が行われたため、責任追及より原因追及を主に、3回程度で集中検討、原因究明し、10月頃にとりまとめる予定だ

通信事故は社会全体に影響が及ぶため、事故が起きた時の代替手段の提供や、事故や復旧状況などの情報共有方法も重要だが、各社で使用する言葉が異なると理解が難しい事などもあり、発信の仕方、タイミング、言葉の使い方のギャップも埋めていく必要があるだろう。

また欧米では既に始まっており、日本でも部分的に取り組みが進み始めているアマゾンやマイクロソフト、Googleが提供するクラウドコンピューティング上に通信インフラを作る事も状況を難しくさせている。今回のような事故が起きた時に、クラウドコンピューティングを提供する事業者も、自社のインフラの問題である事や、復旧までの時間などを説明してくれるだろうか。

実際、Web会議のTeamsが7月中旬にしばらく止まる事があったが、日本マイクロソフト社からの説明は殆どなく、業界に詳しい人達も気にかけ始めていたが、そのような時代がまもなく来ると考え準備しないとならず、従来の検証会議の位置づけも変えていかないとならないだろう、とお話ししました。

次週以降も毎週木曜日午前7時15分頃から出演予定です。

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