【メディア】「FM NACK5」の「アロハ太朗Good Luck! Morning!」のコーナー「エコノモーニング」に弊社代表のクロサカタツヤが出演しました
7月7日の「FM NACK5」の「アロハ太朗Good Luck! Morning!」のコーナー「エコノモーニング」に弊社代表のクロサカが出演しました。
KDDIの通信障害を取り上げ、7月2日午前1時35分に障害が発生。モニタリングしているトラフィック、発信着信の成功率が前週と同じ程度まで回復したのが4日午後3時。個人や法人のトラフィックが正常だと確認できたのが5日で、未曽有の大事故だった。
4日か5日には正常になった人が多いと思うが、まだ異常を感じる場合は端末の電源をオンオフして欲しいとKDDIは言っている。これは、異常を感じると通常は行わないような、同じアプリでの送受信を何度も試みたりするが、端末に残っているデータが端末の電源のオンオフをする事で消えて正常に戻るためだ。
携帯のネットワークはKDDIが自分が作って運用する部分と、KDDIはコントロールできない個々の利用者が所有するスマホがネットワークと無線で繋がる事で完成しているが、KDDIは端末を触れない為のお願いだ。
事故の原因はVoLTEという音声通話用の交換機の障害で、全国に18台あるが、冗長性を保つために普段は9台が稼働し、残りはバックアップとしているが、18台あるうちの6台がおかしな動きをし、VoLTEの輻輳(通常ありえない程の通信量が一つの交換機に集中する)が起き、ここからシステム全体に影響が及んでいった。
輻輳を起こさないように、沢山の冗長性をもたせ27台準備したり、18台のうちの6台が異常であるなら、残りの12台で運用すれば良いのではないかと思えるが、まだKDDIからの説明が十分ではなく確かではないが、6台が異常なだけだったのではでなく、18台での通常の構造もおかしかったのではないか、あるいはそれがきちんと動いていなかったのではないか、と言えるかもしれないが正確にはわからない。
KDDIはおかしなふるまいをした6台は切り離し、現在は12台で運用しているそうだが、この6台は他と違いがなかったと説明しており、原因の特定には至っていない。
擁護する意図はないが、VoLTEや携帯のネットワークは非常に複雑で、且つ、ユーザーが使用する端末の制御はKDDIはできないだけでなく、多様な機種とOSのバージョンがあり、その多種類の4千万契約を受け止め、運用するのがモバイルの難しい所だ。
また現在は4Gから5Gへの移行の時期で、世代が変わる時期は難しく、2013年の3Gから4Gに切り替わる際も事故が起きており、同じ時期にドコモも事故を起こしている。ただ2013年に比べてモバイルに依存し、生活インフラで使う部分が大きくなっているため、影響が大きくなった。とはいえこれだけ複雑なため、原因究明には時間がかかるのではないか、とお話ししました。
次週以降も毎週木曜日午前7時15分頃から出演予定です。
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